新規市場の開拓につながる
新製品の開発に取り組む。


設計開発 S.Y.
2012年新卒入社 自動車事業部
精密機械工学科卒
Career Step
- 2012年~2017年
- マイクロコネクタの製品開発を担当。
- 2017年~
- 車載機器向けコネクタの製品開発を担当。
Q1 入社動機は?
多くの人の日常に影響を与える仕事に就きたいと、考えていました。大手電機メーカーなど様々な企業を回るなかで、完成品では自社品を買った人にしか影響を与えない。どの会社の製品にも使われている部品であれば、より多くの人に影響を与えることができると思い、電子部品に携わる仕事を志望しました。そのなかで、少数精鋭の風土で若いうちから大きな仕事に関われることや、新製品比率や海外の売り上げの比率が高く、チャレンジをする人が歓迎されるような風土があると感じ、入社を決めました。また、人と交流を深めながら、充実した社会人生活を送りたいと思っていましたので、社員同士の交流が盛んなことも魅力の一つでした。


Q2 現在の仕事は?
自動車向けの内部コネクタの設計開発、コンセプト品のテーマ探索を行っています。ヒロセの製品開発は絵を描くだけではありません。様々な解析や検証を行い、データの見せ方、伝え方等、社内でストーリーを練り、お客様へ直接説明することもあります。ヒロセ電機では「コネクタを開発することは事業を起こすことだ」と考えています。コネクタの性能だけでなく、この開発により新たな市場を開拓できるのか、マーケットの動向、競合品と開発品の立ち位置、コスト、製造方法や特許性などを様々な部門からなるチームで検討を行い、事業の形を作っていきます。その中心に立って引っ張っていくのが技術部門のミッションになります。
Q3 最も印象的な仕事は?
担当製品の新規採用が決まった時のことです。当時、同期の営業と共にある市場に目を付け、顧客を説得するための材料を集め、様々なPRをしていました。ある時、今まで取引のなかった世界トップクラスのシェアを誇る海外顧客を訪社する機会に恵まれ、タイミングが良かったらしく話がトントン拍子に進み、なんとその場で製品の採用が決まりました。打ち合わせ中ではありましたが、とても嬉しく、同期と机の下でガッツポーズをしたことを鮮明に覚えています。この時の対象は既存の製品でしたが、自分が開発した製品だったらもっと楽しいだろうなという気持ちも芽生え、今の新製品開発のモチベーションにもつながっています。
Q4 今後、目指すキャリアは?
直近の目標は今取り組んでいる開発品の完遂です。リリース後も、軌道に乗るまで育てていきたいと思っています。これまでの経験から自分一人の頑張りには限界があることを学んできました。一方で、製・販・技が一体となって進んでいるときは、パワー、スピード感と何とも言えない充実感を味わえます。今後はさらに製・販・技が一体になれる機会を増やし、自分がそのチームの柱になれればと思っています。また、市場の動向や新しい技術を調査したり予想したりすることに興味がありますので、今は誰も注目していないが、今後爆発的に伸びるような新規市場・顧客に提案し開拓していくような仕事ができればと思っています。

